和ゆらり …「大人のための和ークショップ」〜わたしだけの贅沢時間〜


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美味&美酒で過ごす春の宵

今回は、お酒のせんせい・阿部さんと、おつまみのせんせい・井口さんのお二人にお話を伺わせていただきました。お話上手な阿部さんは雄弁に、男は黙って‥の井口さんは簡潔に、お二人のキャラが際立つインタビューとなりました。なお、同郷のよしみもあり、井口さんには浅井が勝手に突っ込ませていただいております(笑)。まずは「青木酒造」の阿部さんから。


阿部さんが和ークショップに関わられることになったきっかけはなんですか?

弊社の特約酒販店様より今回の企画を聞きました。

今、日本酒は世界にも認められるグローバルなお酒になってきています。しかしながら、肝心な私たち日本人がこの日本酒を知らないのです。日本酒も日本文化と共に歩み醸されてきた酒ですので、『和ゆらり』様の「和」の文化を伝える活動にご協力ができればと思い、参加させていただきました。



鶴齢の美味しさ熱弁中

阿部さんからご覧になった和—クショップのご感想は?

お酒好きな人が多いなぁ・・と(笑)。思った以上の日本酒の減り具合にびっくりしました。また今回は4種類のお酒と料理のご紹介だったのですが、皆さまのご意見が独創的な表現で楽しかったです。お燗酒が好評だった事が個人的にはうれしかったです。


和—クショップに参加された方々に一番知ってほしかったことは?

日本酒の奥深さです。日本酒は今本当に美味しい。

皆さん日本酒のイメージを何かしら抱いていると思います。それを良い意味で覆したかったです。代々受け継がれて現在の我々の酒「鶴齢」があると思うのですが、日本酒は伝統品ではなく日々進化している酒です。今は「鶴齢」でもほんとに幅広い味わいの酒を醸しているので、是非いろいろ飲んでほしかったです。


阿部さんにとって、「ゆらり」な時間とは?

お風呂あがってから、寝るまで独りダラダラとお燗酒を飲んでいる時間ですかね(笑)。あと、自分の田んぼの苗、稲の成長をあぜ道でボーっと眺めているのも好きです。


最後に、阿部さんお気に入りのグッズを1つご紹介ください。

小さなノートです。思ったこと、感じたこと、お客様に言われたこと、酒の情報など、すぐに書き込めるよういつも持っています。手帳よりも多く書けるので便利です。(酔ったときに書いた絵などもあり何を書いていたのかわからなかったりします…)

阿部さんの思いがぎっしり!


◇阿部 勉さん プロフィール

清酒『鶴齢』醸造元 青木酒造株式会社 主任。日本酒をこよなく愛し、「単なる伝統品ではなく、日々進化している酒」として、広く世に人に知っていただくため、全国を飛び回り広報に務める毎日。

→『鶴齢』新潟 青木酒造:http://www.kakurei.co.jp/index.shtml

続いて「酒呑」の井口さんです。


井口さんが和ークショップに関わられることになったきっかけはなんですか?

お店で、浅井さんと相澤(注:「酒呑」店長)が盛り上がっていましたので。

浅井さんとは、出身も一緒なので、なにかお手伝いできればと。

そうなんです。井口さんとは同じ三重県出身。仲良くしていただいてます。井口さんの突き出しは本当に季節を上手に取り入れていらして、お店に伺う度に驚かされています。(浅井)


では、実際に和—クショップに関わられていかがでしたか?


最初は気楽に考えていたのですが、皆さんの真剣な取り組みに驚き、一生懸命、後に付いていきました。


何をおっしゃいますやら! 開催までの打ち合わせの際、おつまみのことで「ここは難しいかも‥」と困っていると、「大丈夫。やりますよ」とおっしゃってくださった井口さんの笑顔がどんなに心強かったことか!(浅井)



見て! この真剣なまなざし!


和—クショップに参加された方々に一番知ってほしかったことは?

日本酒のすばらしさと、和食料理との「相性」を感じていただきたかったです。今回は、美味しくお酒が呑める料理を考えました。

はい。井口さんの思いはしっかり参加いただいた皆さまに伝わったのではないでしょうか。「山菜の白和え」にちょこんと乗ったつくしの愛らしさ、桜鯛の昆布〆に添えていただいた桜酢の優美な様子‥。どれも「鶴齢」の素敵なパートナーでした。(浅井)


井口さんにとって、「ゆらり」な時間とは?

子供と遊んでいる時ですかね。

‥井口さんの優しいパパぶりが目に浮かびます。(浅井)


最後に、井口さんお気に入りのグッズを1つご紹介ください。

20年使っている包丁でしょうか。


板長の鏡のようなお答え、ありがとうございます(笑)。それにしても見事な包丁‥。「美味」を生み出す大もとがここにあるのですね(浅井)



この輝きをご覧あれ


◇井口靖幸さん プロフィール

「酒呑」板長。六本木にひっそりと佇む大人の隠れ家、「酒呑」にて連日包丁を揮う。味にこだわり、盛り付けにこだわり、「美味」の追求に日々まい進。

「酒呑」港区赤坂9−6−23赤坂葵ビル 2F TEL:03−3475−6055